D a n' s   R a r e   I t e m s



セカンド・アルバム"Do Right Man"のアウトテイク曲の"Jewel Of My Heart"が英国の "Bucketfull Of Brains"という音楽雑誌の付録CDに収録されていたそうだ。 この情報はイギリスのジョン・ウォーカー氏によるもの。 但し今となっては絶対入手不可能とのこと。・・・・・ところがこの雑誌のアート・エディター をやっていたジョー・プレセード氏のご厚意でやっと手に入れることが出来ました。 "Bucketfull Of Brains"の第50号がそれです。
尚、同誌の第53号第54号には Dan PennとSpooner Oldhamのインタビューと珍しい写真が収録されています。

またジョー・プレセード氏によると"Memphis In My Soul"というタイトルのRoyalty Free Music Library CD(なんのこっちゃ?)が 1997年に非コマーシャル・ベースで制作されており、このCDの中でDan Pennの曲"Memphis In My Soul" が収録されているそうです。非コマーシャル・ベースのCDということで通常のルートでは絶対入手不可能。
でも、根性で4年掛りでオークションでついにこのCD、入手できました。

Dan Pennが昔David Briggs、Jerry Carrigan、Norbet Putnamと組んでいたThe Mark Fiveというバンド が1993年に再結成された時のライブ3曲が収録されたCD"The Alabama Music Hall Of Fame" のページで入手可能だ。

Dan Pennはセカンド・アルバム"Do Right Man"をリリースした1994年の7月に イタリアのPorrettaという街で行われた"Porretta Soul Festival"に参加。 このコンサートで"Peace In Porretta"という曲を初披露した。 そして1995年イタリアで限定発売された"The Best Of Porretta Soul Festival 1994-1995" というCDに"Peace In Porretta"のライブが収録されているらしい。もちろん今となっては絶対入手不可能。 この情報はイタリアのグラジアーノ・ウリアーニ氏によるもの。 ちなみに1999年の大阪公演でも"Peace In Porretta"は演奏されたとのこと。

Dan Pennは1974年(ベル・レコードを買収した)アリスタ・レコードのために"Emmet The Singing Ranger Live In The Woods" というアルバムをリリースすべくレコーディングを行ったが結局リリースされなかったということだ。 この情報は「夜明けの口笛吹き」のむさしさんによるもの。 むさしさんの所にはDan Pennのめちゃ詳しいバイオインタビューもあるので要チェックだ。

"丘サーファー"というのがいる。サーフィンやらないのにサーファー風の格好をしている輩だ。で、BMX Banditsという"丘サーフィン・バンド"がいる。グラスゴーという北国出身ながら、ビーチ・ボーイズみたいな音楽をやっている奴らだ。 このBMX Banditsが1995年にリリースした"Love, Come To Me/That Summer Feeling"というシングルCDに一曲だけDan Pennが途中からリード・ボーカルをとっている。 "That Summer Feeling"という曲でJonathan Richmanの曲だ。多分Spooner Oldhamとの英国ツアーの時に録音されたのではないかと思う。

1995年にリリースされたJon Tivenプロデュースによるクリスマスの企画物CD"Holiday Heroes"は、Jon Tivenのお気に入りのアーティスト総出演でもちろんDan Pennも自作のクリスマス曲"Make Somebody Happy For Christmas"を披露 しています。他にはSpooner Oldham、Donnie Fritts、Felix Cavaliere、Jon Tiven's Ego Trip等がこのCDでしか聴くことが出来ない曲をやっているので要チェックなのですが、レーベルが弱小レーベルなので多分今となっては入手困難だと思います。 そのうちにこのCDの全容を紹介してみたいと思っています。

1998年にDuck Tape Musicというレーベルからリリースされた"her place" (collectors edition)という企画CDの中にDan Pennのリード・ボーカルをフィーチャーした曲"That's Me"が収録されている。 曲はDan PennではなくJay Wilsonという人の曲だが素晴らしいソウル・バラードでかなり入手困難だと思うが是非聴いてもらいたい。
この情報はスウェーデンのステファン・アスプランド氏によるもの。

Jon Tiven's Ego Tripのリード・シンガーAlan Merrillが2001年の12月にリリースしたCD"A Merrilly Cristmas"にもこのDan Pennの曲が収録されているのですが、但し同じカラオケを使っていてリード・ボーカルはDan PennではなくAlan Merrillが歌っています。このCDもかなり入手困難だと思います。

2000年にリリースされたDon Covayが様々なアーティストと共演したCD"Don Covay & Friends / Adlib"の中で一曲、Dan Pennのリード・ボーカルをフィーチャーした曲"Hall Of Fame"を聴くことが出来ます。 曲はDan Pennの曲ではありません。このCDのプロデューサーはJon Tivenです。今ならHMVあたりで充分入手可能です。

2001年、全米リズム・アンド・ブルースDJ協会の企画物CD"Let's Dance USA"の中にDan Pennがリード・ボーカルをとった曲"Ain't Misbehavin'"が収録されています。 曲はファッツ・ウォーラーの曲で残念ながらDan Pennのオリジナルではありません。

2002年にリリースされたMuscle Shoals関係の過去と現在のアーティスト達による企画物2枚組CD"One Voice"の中で一曲、久々にDan Pennの"Battle Cry"という新曲を聴くことが出来ます。
ちなみに、このCDには番号がありません。今ならCD NOWあたりで入手可能ですが、いつまでも手に入ると思ったら大間違いです。お早めに。

2002年の夏に久々にリリースされたDon Nixのニュー・アルバム"Going Down"の中にDan PennがDon Nixと競作した唯一の曲"Like A Road"か゜収録されています。 リード・ボーカルをDon Nix、Dan Penn、そしてBonnie Bramlettが一番ずつ取っていくという夢の共演となっています。この曲以外にDan Pennがリード・ボーカルを 分け合っている曲が2曲あります。本当なら2002年の始めにリリースされるはずだったんですが・・・。この情報はDon Nix本人からです。

久々Dan PennプロデュースのCDが2002年に出ていました。Bucky Lindseyの"Back Bay Blues"というCDです。Bucky Lindseyは最近Dan Pennと一緒に曲を書いているソングライターで、著作権登録の時はHoy Lindseyという名前を使っています。 Dan Pennと一緒に書いた新曲が4曲も収録されていて、音楽的なルーツもDan Pennと非常に近いので要チェックです。
このCDは発売元のGulftone Recordsのサイトでしか手に入りません。

2002年夏ににリリースされた様々なアーティストによるVan MorrisonのトリビュートCD、その名も"Vanthology"の中で一曲、Dan Pennのリード・ボーカルをフィーチャーした曲"Bright Side Of The Road"を聴くことが出来ます。
このCDのプロデューサーはJon Tivenです。もちろんHMVあたりで入手可能です。

2002年9月にEMIレコードからThe Sound of The City - Memphis というタイトルのCD2枚組みのコンピレーション・アルバムが出ていました。 このアルバムの2枚目のCDの中にDan PennのHappy Tiger時代のシングル"Nobody's Fool"のB面の曲"Buckaroo Bill"が収録されています。 1970年頃の録音でいわばアルバム"Nobody's Fool"のアウト・テイク的な曲で、非常にクールな曲です。

Bucky Lindseyのアルバムに続いてDan PennプロデュースのCDが2002年に出ています。
Tim Hinkleyの"A Little Bit Of Soul"というCDです。Tim Hinkleyは60'sからキャリアの長い英国人のkb奏者で数年前メンフィスに移ってるらしく、このアルバム で3曲Dan Pennと一緒に曲を書いています。
このCDはCD Babyでしか手に入りません。

"Country Got Soul Vol.1"という良質なスワンプのコンピレーション・アルバムを 2003年にリリースした英国のCasual Recordsが、2004年7月に"Country Got Soul Vol.2"を リリースしました。
このアルバムの中にDan Penn & Chuck Prophetの"Heavy Duty" という新曲が収録されています。曲もこの二人で書いています。リード・ボーカルは Dan Pennです。
500枚限定のアナログ・シングルが先行リリースされました。アマゾンあたりで入手可能です。

"Country Got Soul Vol.1"、"Country Got Soul Vol.2"は既存の曲中心で数曲の新曲を含んだ良質なコンピレーション・アルバムでしたが、 この2枚のアルバムを「ホップ」「ステップ」とするなら「ジャンプ」にあたるアルバムが"Country Soul Revue/Testifying"です。
ついに全曲Dan Pennプロデュース。ナッシュビルの自身のスタジオであるDandy Recording Studioでの新録のアルバムが2004年10月に英国のCasual Recordsから発売されました。
Dan Pennの曲は2曲ですが他にDonnie FrittsやBonnie Bramlett等の懐かしい面子の曲も聴くことが出来ます。
何と驚きなのがJunior Loweが数曲でギターを弾いているんです。あの伝説のDan Penn & the Pallbearersのメンバーだった人で、その後Fame StudioでRoger Hawkins等とスタジオ・ミュージシャンをやっていました。
Dan Penn入魂の一作なので聴くしかないです。即、買うべし。

2004年オークションで偶然手に入れたJames & Bobby PurifyやTed Taylor、 James Carr、 Solomon Burke、 Mighty Sam、 Clarence Carter等のアーティストがDan Pennの曲を歌ったシングルのコンピレーション・アルバムです。 EMI Music Publishingからリリースの予定のようで僕が入手したのはCD−Rによるサンプル盤でジャケットも簡素なものです。 実際にリリースは今のところされていないようです。
ライノあたりからこのような企画盤がこれからもリリースされれば良いのですが。 このアルバムの中で僕の一番のお気に入りはJames & Bobby PurifyのSo Many Reasonです。

2005年2月に世界的なオークションであるE-BayにDan Pennの"Nobody's Fool"のTest Press盤が突如出品されました。 商品化された"Nobody's Fool"は10曲なのに対しこのTest Press盤は12曲収録されていている。つまりそのプラス2曲が一体何なのかというのが ファンの間で大きな話題となりました。最終的に僕は落札できませんでしたがある方のご好意でついに聴くことができましたので ここにご紹介したいと思います。

Peter Guralnickの著書 "Sweet Soul Music"は日本でもシンコー・ミュージックから翻訳されて 、皆さんも読まれたことがあるかと思いますが、その中でDan Pennのデモ録音は絶対聞いてみるべきだとあります。 プロの作曲家としていろいろな歌手に自分の書いた曲を歌ってもらうための手段としてDan Pennのデモ録音は相当な数が存在するはずです。 その中のほんの一部をここに紹介したいと思います。 四曲目の作曲者はわかりません。Eddie Hintonが白人とは思えない歌唱力という話はよく聞きますが、この時期のDan Pennの黒っぽさといったら Eddie Hintonもかないません。本当にカリスマな存在だったというのがわかります。





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