Leroy Daniels (1969?~1973?)
ABC PARAMOUNT から1966年に、"Hello Daughter" という自作曲をシングル・リリースしていた、Leroy Daniels。
1970年のConway Twittyのヒット曲 'Hello Darling' のアンサー・ソングとして再注目され、同じ1970年にBANDSTAND USAという
レーベルから再発売して注目された。1966年、Fame Studio では8曲レコーディングされたが、リリースされたのはこのシングル一枚だった。
ちなみに、2009年、 Aceレコードからリリースされた "The Complete Goldwax Singles Volume 2 1966-1967" というコンピレーションに
このシングルの両面とも収録されている。
Leroy Danielsとの共同作品は以下の一曲のみ。
アルバム、"Nobody's Fool" の収録曲。録音されたのがいつかは不明。バックのメンバーから
Muscle Shoals Sound Studioでの録音であることは間違いないだろう。
しかし、なぜこの曲をシングル・カットしなかったのか。
カントリー・ソウル・バラードの名曲。Elvis がもしこの曲をカバーしていたらどうなっていたかと昔から思っていた。
この曲を一番最初にカバーしたのは、"Nobody's Fool"発売の1973年の一年前の1972年に女性カントリー歌手のPatsy Sleddがシングル・リリースしている。
そして驚く事に、そのシングルのB面は、何とあの幻の12曲収録のテスト・プレス盤に収録されていたアウト・テイク曲 What Will I Do (When I See Him Again) というからさらに驚きなのだ。
その後は、1973年に Ronnie Milsapが、1975年には Bobby "Blue" Bland、1978年には Jerry Lee Lewis と大物に次々とカバーされている。
特に、昔から憧れていたBobby "Blue" Blandにカバーされている唯一の曲でもあり、憧れの人に自分の書いた曲を歌ってもらうというのはかなり嬉しかったはずだ。