Cargoe (1970)
Bill Phillips-kbd, Max Wisley-b, Tim Benton-ds & Tommy Richard-g
Cargoe は、Dan Pennが新しく作ったレーベルBeautifull Labelから1970年にシングル(Beautifull 101)をリリースした、タルサ出身のパワー・ポップ・バンド。
初めて作ったデモ・テープをもともとタルサの人気DJで、当時はメンフィスの人気ラジオ局WHBQのDJをしていたRob Walkerに送った。ところで、このラジオ局
の隣がBeautifull Sound Studio というのは、前述した通り。Rob Walker はすぐにDan Pennにテープを聞かせ、彼らのサウンドを気に入ったDan Pennが
このバンドにメンフィスに来てレコーディングする事を勧めた。但し、プロデューサーはDan Pennではなく、(当時、プロデュースはもう興味なかった。笑) Rob Walkerと彼がもともとDJをしていた、タルサの
ラジオ局KAKC のDJ、Jim Petersの二人。Jim PetersもCargoeを当初からプッシュしていた人だ。結局、シングル一枚リリースしたのみで、Cargoeのアルバム
は1972年にTerry Manning の Ardentレーベルからリリースされた。実は、アルバムも短期間にBeautifull Sound Studioでレコーディングされ、ラフ・ミックスまで
完成していたが、Eddie Braddockが金銭面で横やりを入れて、シングル一枚のリリースで終わったらしい。兎に角、シングル "Feel Allright"はメンフィスで
大ヒットした。
Cargoe のキーボード奏者、Bill Phillipsとの共同作品は以下の一曲のみ。
1970年に Happy Tiger からシングル (HT-556) のB面としてリリース。Bill Phillips は曲を一緒に書くだけでなくオルガン奏者としても参加。
Cargoeのギター奏者、Tommy Richardsも参加している。そしてCargoe のメンバー全員でバック・コーラスを担当している。
Tommy Richardsのギター、Cargoe のメンバー全員でのバック・コーラスは、アルバム、"Nobody's Fool" の他の多くの曲で参加している。
Cargoe との出会いは、Dan Pennに新しいサウンド作りをインスパイアし、さらに兄弟バンドといっていい The Hot Dogs のメンバー
も紹介され、そのことが このシングルの両面を作る事になった。