Don Nix (1971)

Don Nixについては説明不要だろう。 恐らく、Don Nixの方から、Dan Pennに一緒に曲を書いてほしいという依頼があったと思われる。 それは、Don Nixがプロデューサーを務めた、Albert Kingのアルバムの為の一曲として、どうしてもDon NixがDan Pennと一緒に書いてみたかったのでは・・・と想像する。 コラボレーションはたった一回だったが、出来上がった曲はゴスペル感覚溢れる、カントリー・ソウル・バラード。Dark End Of The Streetと比較しても遜色ない曲なのだが、 残念ながらヒットには結びつかなかった。たった一曲というのが惜しまれる。もっといっぱい書いて欲しかったソング・ライターの一人である。

Don Nixとの共同作品は以下の一曲のみ。



LIKE A ROAD LEADING HOME (Dan Penn & Don Nix)
©1971.3.8 Dan Penn Music
artistsalbumscoveroriginal
Albert KingLove Joy19712002
Jeanie GreeneMary Called Jeanie Greene19712002
Sarah (=Sarah Fulcher)Sarah & Friends19712002
Saunders/Garcia/Kahn/VittLive At Keystone19732002
Mike HarrisonRainbow Rider19752002
Don Nix with Dan Penn, Bonnie B.Going Down20022002
Blue Top Blues Band (Delmar's oneman band)youtube 20122002

1971年にカバーしたアーティスト二人はいづれもDon Nixのプロデュース作品である。よほど、この曲をDon Nixはヒットさせたかったのだと思う。

Albert King・・・貫禄の一言。後半の方で、何気にJeanie Greeneの独壇場となる事に注目。
Jeanie Greene・・・フォスターの曲をモチーフにしたプレリュードから始まる。実はピアノを弾いているのもJeanie Greene。 ピアニストとしてももっと評価されるべき。ボーカルはゴスペルその物。彼女の唯一のソロ・アルバムのハイライト曲。一番好きなカバーだ。昇天。
Sarah (=Sarah Fulcher)・・・ソプラノのJeanie Greeneという感じ。こちらはJ. Spellの弾くピアノが素晴らしい。Steve Cropperプロデュース。二番目に好きなカバー。昇天。韓国あたりでCD化、切に希望。
Jerry Garciaのカバーは、非常に緩い感じで、延々とやっている感じ。

2002年、Don NixのGoing Down というアルバムで、ついに作者本人のセルフ・カバーが実現。Don Nix、Dan Penn、Bonnie Bramlett の三人がリード・ボーカルを次々とリレーしていく。




Dan Penn's songwriting partner and songs