D a n   P e n n  
Dan Penn's challenge to create new sounds with
his new songwriting partner from 1969 to 1973.

by Hideki Watanabe ©2012


-------ヒット・メーカーとしての Dan Penn の実績を時系列にまとめたページを見てもらうと分かる事だが 1966年から1968年にかけてのDan Pennは、ソング・ライターとしても、プロデューサーとしても 目覚ましい活躍を見せている。この三年間で、全米50位以内に入ったヒット曲は、 ソングライターとして16曲 (最高位2位)、プロデューサーとして6曲 (最高位1位)という実績だ。ソングライターとしても、プロデューサーとしても揺るがない実績だ。

しかし、 これはあくまで、裏方としての実績であって、Dan Penn としては、次のステップ・・・・すなわちアーティストとして表でも実績を残したい・・・もっとはっきり言ってしまえば、 歌手としてヒットを出したいと思っていたはずである。
一番の功績をもたらしてくれた The Box Tops のプロデューサーをデビューから三枚続けていたが、あっさりその座を降りてしまった。
そして、1969年に、友人の Eddie Braddock と共に テネシー州メンフィスに、初の自身のスタジオ Beautifull Sound Studio を設立し、曲を作り、思う存分時間を気にしないで レコーディングが出来る環境を作った。住所 (505 S. Highland, Memphis, TN) はメンフィスの人気ラジオ局WHBQの隣で、この事が後に大きくDan Pennの曲作りに影響してくる事になるのだ。

-------それでは、1969年以降、今まで一度も曲を一緒に書いた事の無い、パートナーと、その出来上がった作品について説明してみようと思う。


Eddie Braddock

Stax Records の宣伝部長を務めていた人。妻はJerry Lee Lewisの妹で歌手のLinda Gail Lewis。どのような経緯でDan PennがEddie Braddockと知り合ったかは全く不明。 Beautifull Sound Studio, Beautifull Label, Beautifull Production をDan Pennと共に経営していた。

Eddie Braddockとの共同作品は以下の三曲。

@ "SKIN" (Dan Penn)

アルバム、"Nobody's Fool" の最後の曲として有名な、Dan Pennの作品の中でも、最も異色作。"BROTHER LEE LUV"という、分けわからない名前で、Dan Pennが新しく 作ったレーベルBeautifull Labelから1970年にリリースされた。(Beautifull 1001)・・・とずっと思っていた。しかし最近、この曲が著作権登録されたのが1969年9月25日であることが判明した。 著作権登録は曲を作っただけではされない。登録するのは何らかの形で世にでる時なので、この曲のリリースは1969年9月25日と推測される。 ちなみにBeautifull LabelからCargoeの Feel Allright (Beautifull 101)がリリースされたのもずっと1971年だと思っていたが、これも1970年のようだ。 兎に角、Beautifull Labelから最初にリリースされたのは、"SKIN"(Beautifull 1001)で間違いないようだ。 作者はDan Penn のみとなっているが、正確には Words: Dan Penn Music: Eddie Braddock とあるべきだ。この曲ができたいきさつはレコード・コレクターズ 2000年 4月号 のインタビュー の中に詳しく書いてある。鞄の中に偶然あった、Eddie Braddockの作った伴奏だけのテープを再生してみたら、ステレオの半分が逆再生になって再生された音にインスパイア されて、そこにDan Pennが詩を書いた作品で、歌というより語り、語りというより演説といった方が正しい。 詩の内容は人種問題で、マーチー・ルーサー・キング牧師、又はケネディ大統領の演説のように聞こえる。 "I'M WHITE YOU'RE BLACK WE'RE BROTHER" というような未発表曲もDan Pennは書いており、人種問題は永遠のテーマなのだろう。

A "SKIN DEEP" (Eddie Braddock)

"BROTHER LEE LUV"名義で、Beautifull Labelから1969年9月25日にリリースされたシングル (Beautifull 1001) のB面で、 Dan Penn の語り無の、カラオケ曲。なおかつフルバージョン。クレジットはEddie Braddock。ステレオの半分が逆再生になって再生された音というのが よくわかる。4トラック、ステレオのテープレコーダーで録音されたテープを2トラック、モノラルのテープレコーダーで再生すると、こういうことが起きる。 昔オープン・リールのテープレコーダーを持っていた事のある人なら分かると思う。

B "BUCKAROO BILL" (Dan Penn & Eddie Braddock)

Dan Penn? : Guitar
Charlie Freeman? : Guitar
Tommy McClure? : Bass
Sammy Creason? : Drums
Mike Utley? : Organ
? : Soprano Sax

アルバム、"Nobody's Fool" の冒頭のタイトル曲、"Nobody's Fool"は1970年に Happy Tiger からシングル (HT-538) のA面としてリリース されたが、B面に収録されていた曲が"BUCKAROO BILL"。クレジットは Dan Penn & Eddie Braddock である。バックのメンバーは不明だが、"Nobody's Fool" の裏面ということで、ほぼ同時期に録音されたと思うと、"Nobody's Fool"のバックと同じという可能性が高い。 この曲は"Nobody's Fool"には収録されなかったが、ちょっとバックが単調かな。曲は悪くない。イントロから入ってくるSoprano Saxがいい味を出している。 後半、語りとも歌ともわかないような歌い方が、気怠い感じで個性的な曲である。 2002年に、EMI Recordsからリリースされた The Sound of The City: Memphis というコンピレーションアルバムに収録されている。


Cargoe
Bill Phillips-kbd, Max Wisley-b, Tim Benton-ds & Tommy Richard-g

Cargoe は、Dan Pennが新しく作ったレーベルBeautifull Labelから1970年にシングル(Beautifull 101)をリリースした、タルサ出身のパワー・ポップ・バンド。 初めて作ったデモ・テープをもともとタルサの人気DJで、当時はメンフィスの人気ラジオ局WHBQのDJをしていたRob Walkerに送った。ところで、このラジオ局 の隣がBeautifull Sound Studio というのは、前述した通り。Rob Walker はすぐにDan Pennにテープを聞かせ、彼らのサウンドを気に入ったDan Pennが このバンドにメンフィスに来てレコーディングする事を勧めた。但し、プロデューサーはDan Pennではなく、(当時、プロデュースはもう興味なかった。笑) Rob Walkerと彼がもともとDJをしていた、タルサの ラジオ局KAKC のDJ、Jim Petersの二人。Jim PetersもCargoeを当初からプッシュしていた人だ。結局、シングル一枚リリースしたのみで、Cargoeのアルバム は1972年にTerry Manning の Ardentレーベルからリリースされた。実は、アルバムも短期間にBeautifull Sound Studioでレコーディングされ、ラフ・ミックスまで 完成していたが、Eddie Braddockが金銭面で横やりを入れて、シングル一枚のリリースで終わったらしい。兎に角、シングル "Feel Allright"はメンフィスで 大ヒットした。

Cargoe のキーボード奏者、Bill Phillipsとの共同作品は以下の一曲のみ。

C "IF LOVE WAS MONEY" (Dan Penn & Bill Phillips)

Dan Penn : Guitar
Dulin Lancaster : Drums
Jim Johnson : Bass
Bill Phillips : Organ
Tommy Richards : Guitar
Cargoe : Background Voices
Memphis Strings : Strings
Memphis Horns : Horns

1970年に Happy Tiger からシングル (HT-556) のB面としてリリース。Bill Phillips は曲を一緒に書くだけでなくオルガン奏者としても参加。 Cargoeのギター奏者、Tommy Richardsも参加している。そしてCargoe のメンバー全員でバック・コーラスを担当している。

Tommy Richardsのギター、Cargoe のメンバー全員でのバック・コーラスは、アルバム、"Nobody's Fool" の他の多くの曲で参加している。

Cargoe との出会いは、Dan Pennに新しいサウンド作りをインスパイアし、さらに兄弟バンドといっていい The Hot Dogs のメンバー も紹介され、そのことが このシングルの両面を作る事になった。


The Hot Dogs
Bill Rennie-b, Greg Redding-kbd g, Fred Prouty-ds, Jack Holder-g

The Hot Dogs は  Cargoe と同じ、Ardentレーベルから一年後の1973年に アルバムをリリースしたパワー・ポップ・バンド。 さて、この二つのバンドを聞いてみての感想だが。共通していえるのはCSNがBeatlesしちゃいました。 そしてメンフィス・ソウルにカントリー風味を足したパワー・ポップ。英国ロックの匂いもなぜか感じます。 "Cargoe"はメンフィスのバッド・フィンガーという趣だ。 "The Hot Dogs"の方は弦楽器や木管楽器をさりげなく使ったりして南部のスティリー・ダンといったら言い過ぎかな。 Dan Penn がどうやって"The Hot Dogs"と知り合ったのかは不明だが、まず"Cargoe"の紹介だと思う。 1970年当時はBill Rennieと Greg Redding の二人だけのユニットでまだ"The Hot Dogs"は結成していない可能性が高い。

The Hot Dogs のベーシストBill Rennieとキーボード兼ギター奏者Greg Reddingとの共同作品は以下の一曲のみ。

D "PRAYER FOR PEACE" (Dan Penn, Greg Redding & Bill Rennie)

Dulin Lancaster : Drums
Jim Johnson : Bass
Greg Redding : Organ
Jay Spell : Piano
Cargoe : Background Voices
Mary Holiday : Background Voice
Ginger Holiday : Background Voice
Memphis Strings : Strings
Memphis Horns : Horns

1970年に Happy Tiger からシングル (HT-556) のA面としてリリース。 The Hot Dogs のキーボード兼ギター奏者Greg Redding がオルガンでレコーディングに参加。 この曲と、"IF LOVE WAS MONEY"は二つで一つのような組曲的に扱われている。 "PRAYER FOR PEACE"はゆったりとしたテンポから始まり、途中、語りを挟み、エンディングに向けて一気にたかまったところで、次のアップ・テンポでファンキーな 曲"IF LOVE WAS MONEY"に繋がっていくところは何度聴いても続々する。この二曲は Cargoe と The Hot Dogs という若くて新しい才能を取り込み Dan Penn が今まで決して書けなかった曲とサウンドという意味で、象徴的な二曲である。


Leroy Daniels

ABC PARAMOUNT から1966年に、"Hello Daughter" という自作曲をシングル・リリースしていた、Leroy Daniels。 1970年のConway Twittyのヒット曲 'Hello Darling' のアンサー・ソングとして再注目され、同じ1970年にBANDSTAND USAという レーベルから再発売して注目された。1966年、Fame Studio では8曲レコーディングされたが、リリースされたのはこのシングル一枚だった。 ちなみに、2009年、 Aceレコードからリリースされた "The Complete Goldwax Singles Volume 2 1966-1967" というコンピレーションに このシングルの両面とも収録されている。

Leroy Danielsとの共同作品は以下の一曲のみ。

E "I HATE YOU" (by Dan Penn & Leroy Daniels)

Dan Penn : Guitar
Roger Hawkins : Drums
David Hood : Bass
Spooner Oldham : Keyboard
Mary Holiday : Background Voice
Jeanie Greene : Background Voice
Susan Coleman : Background Voice
Bergen White : Vibes
Marlin Greene : Guitar
Nashville Strings : Strings

アルバム、"Nobody's Fool" の収録曲。録音されたのがいつかは不明。バックのメンバーから Muscle Shoals Sound Studioでの録音であることは間違いないだろう。 しかし、なぜこの曲をシングル・カットしなかったのか。 Dan Pennの書いた曲は多くのアーティストにカバーされているが、アルバム、"Nobody's Fool"の収録曲で他のアーティストにカバーされているのは "NOBODY'S FOOL"と"I HATE YOU" の2曲のみ。 カントリー・ソウル・バラードの名曲。Elvis がもしこの曲をカバーしていたらどうなっていたかと昔から思っていた。


George Soule

George Souleは、知る人ぞ、知る隠れた白人歌手・作曲家。一般的には Country Got Soul Vol.1 で彼の事を知った人が多いと思う。(僕もその一人 笑) 実は、ミシシッピ州、ジャクソンの Malaco Studio でドラマーだったが、その後 Muscle Shoals に移り、ソング・ライターとして活躍した。 2006年に、初めてのアルバムをリリース。2011年には Muscle Shoals 時代のデモテープがアルバム化されてリリースした。 念のため、ジョージ・ソウルではなく、ジョージ・スーレです。

George Souleとの共同作品は以下の一曲のみ。

F "STONY" (by Dann Penn & George Soule)

1973年3月に Bell Records からリリースされたシングルのA面の曲。(Bell 45,327) アルバム、"Nobody's Fool" が1973年の何月にリリースされたのか 分からないのでアルバム・リリース前なのか、後なのかも不明です。アコースティック・ギター(12弦?)のカッティングのイントロから始まって、バックに 男声の厚いコーラスがつくが、これは、間違いなく Cargoe の四人だろう。とすると、録音されたのは他の曲と一緒の1970年頃か。エンディング近くに薄く ストリングスがかぶさって余韻を残して終わる。George Souleもカントリーの影響が大きい人なので、やはりカントリー・ティスト満載の曲となっている。


Carl Wells

Carl Wellsは、ソウル系のソング・ライター。彼が Isaac Hays、 David Porterと書いた曲 "Let Me Be Good to You" は Otis Redding & Carla Thomasのヒット・アルバム "King & Queen" に収録。他にも、MGs のメンバーと書いた "The Hunter" という曲はイギリスのFreeや Albert King, Ike & Tina Turner に取り上げられている。 Steve Cropperと書いた "Liberty"という曲はMitch Ryder & the Detroit Wheelsに取り上げられている。 Steve Bogard と Larry Rogersと書いた曲 "Freedom Train"は James Carrや レゲエのアーティストに取り上げられている。詳しくはこちら

Carl Wells との共同作品は以下の一曲のみ。

G "WHAT WILL I DO WHEN I SEE HER AGAIN" (by Dann Penn & Carl Wells)

一時期、ネットで話題になった"Nobody's Fool"のテスト・プレス盤のみに収録されていた曲。 バックに派手にホーンとストリングスが付く。男性コーラスは間違いなく Cargoe の四人だろう。 余りにポップで、アルバム、"Nobody's Fool"に外されたのは納得。但し、単独で聞けば十分魅力ある曲だ。


The Dixie Flyers
Mike Utley-kbd. Tommy McClure-b. Sammy Creason-ds.
Charlie Freeman-g. Steve Bogard-writer Jim Dickinson-prod.

Mike Utley-kbd. Tommy McClure-b. Sammy Creason-ds.Charlie Freeman-g. の四人からなるリズム・ユニットThe Dixie Flyers については、説明不要であろう。 Jim Dickinson はThe Dixie Flyers の五番目のメンバーとも言われた。Dann Penn の未発表セカンド・アルバム"Emmet The Singing Ranger Live In The Woods" をプロデュースした人。金銭面でDann Pennと揉めてアルバムが完成しなかったともいわれる。

H "NOBODY'S FOOL" (by Dan Penn & Bobby Emmons)

Charlie Freeman : Guitar
Tommy McClure : Bass
Sammy Creason : Drums
Mike Utley : Keyboards
John Hughey : Steel Guitar
Nashville Strings : Strings
Nashville Horns : Horns

アルバム、"Nobody's Fool" の冒頭のタイトル曲、"Nobody's Fool"は1970年に Happy Tiger からシングル (HT-538) のA面としてリリースされたが、 バックを務めたのが、The Dixie Flyers のメンバーだった。

I "HURT ME I DON'T CRY" (by Dann Penn, Mike Utley & Steve Bogard)

一時期、ネットで話題になった"Nobody's Fool"のテスト・プレス盤のみに収録されていた曲。アップ・テンポのカントリー・ポップの曲。 バックに派手にホーンとストリングスが付く。バックのメンバーは、The Dixie Flyers の可能性が高い。間奏のピアニカっぽい音が和む。 "NOBODY'S FOOL"のバックをやってもらった際のレコーディング時に、一緒に曲を作ったものと思われる。 余りにポップで、アルバム、"Nobody's Fool"に外されたのは納得。但し、単独で聞けば十分魅力ある曲だ。

J "I CAN SEE THE FOREST" (by Dann Penn & Steve Bogard)

未だに未発表の曲。

K "WHEN MY SHIP COMES IN" (by Dann Penn, Mike Utley & Steve Bogard)

未だに未発表の曲。

L "I'M WHITE YOU'RE BLACK WE'RE BROTHER" (by Dann Penn, Mike Utley & Steve Bogard)

未だに未発表の曲。

M "ROLLIN'" (words: Dan Penn, Rita Coolidge & Tommy McCure / Music : Marc Benno)

Bonnie Bramlett の 1973年の 初ソロ・アルバム Sweet Bonnie Bramlett に収録。

N "EVERYBODY'S BABY BUT MINE" (by Dann Penn & Ry Cooder)

未だに未発表の曲。

O "BORDER" (by Dann Penn, Johnny Christopher & Jim Dickinson)

未だに未発表の曲。

P "BUILDING FIRES" (by Dann Penn, Johnny Christopher & Jim Dickinson)

Flying Burrito Brothers の 1975年のアルバム Flying Again に収録。

JからPの曲は、未発表セカンド・アルバム"Emmet The Singing Ranger Live In The Woods" の収録曲であった 可能性が高い。未発表セカンドのバック・ミュージシャンはThe Dixie Flyersだったとしてもおかしくは無い。


Stefan Anderson

Stefan Anderson は1967年に Crazy Horse というレーベルから二枚シングルを出し、 1972年から1973年の間に、 Stefan 名義で Stax レーベルから四枚のシングルを出し、そして 11年後に、弟のJoe AndersonとThe Anderson Brothersを結成。アルバムを1978年と1979年の二枚出している。 なぜか、このアルバムが世間で今大注目されている。僕的にはシングルの方が注目だか。 彼を一言で表すと、アメリカの Joe Cocker かな。かなり熱いボーカリストだ。

Stefan Andersonとの共同作品は以下の三曲のみ。

Q "TINY HINYS AND THE HOGS" (by Dann Penn & Stefan Anderson)

Dann Penn の未発表セカンド・アルバム"Emmet The Singing Ranger Live In The Woods" (produced by Jim Dickinson) に 収録されるはずだった曲。2007年のアルバム Junkyard Junky に再レコーディングされた。 実は、オリジナルの曲が一度だけ、Terry Manning の Lucky 7 Radio で放送されたことがあった。 サウンドは"Nobody's Fool"のアルバムの頃のサウンドを受け継いでいた。

もしかすると、Terry Manning の Lucky 7 レーベルからいつの日か未発表セカンド・アルバムがリリースされる時が あるかもしれない。但し、最近 同レーベルは開店休業状態である。笑

ところで、著作権の登録を記録しているサイトで、この曲が作られたのが1972年であることがわかった。 "Emmet The Singing Ranger Live In The Woods"もレコーディングは1972年頃だったのかも知れない。 今まで、Jim Dickinson がプロデューサー・デビューしたアルバムはRy Cooder のデビュー・アルバムとされていたが、 Dann Penn の未発表セカンド・アルバム"Emmet The Singing Ranger Live In The Woods"がJim Dickinsonの最初のプロデュース作 なのかも知れない。

R "LET'S GET ACQUAINTED AGAIN" (by Dann Penn & Stefan Anderson)

Floyd Brown の1977年のシングル (Southern Music SMA-721) に収録。

S "TEN WHEEL DOG" (by Dann Penn & Stefan Anderson)

The Anderson Brothers の1978年のアルバム The Anderson Brothers に収録。


-------References

「夜明けの口笛吹き」のむさしさん

Dan Penn (Wikipedia)

Dan Penn Official Site

All Music

Encyclopedia of Alabama

レコード・コレクターズ 2000年 3月号 4月号 インタビュー

The Story of Cargoe

Cargoe (Wikipedia)




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